シンボリックリンクの作成方法

シンボリックリンクとは特定のファイルやディレクトリを元の位置に残したまま、あたかも別の位置にも実体があるかのように扱うことができる仕組みです。複製ではなく参照しているため、容量の節約にも繋がります。
また、元のデータに変更があっても常に最新の状態が反映されるため、改めてリンクを繋ぎ直す必要がありません。
作成のコマンドとパス指定
コマンド
参照先を元のファイルやディレクトリが格納されているパスとし、登録名をこれから作成するシンボリックリンクを格納するパスとした場合に、コマンドは以下のようになります。
Windows
mklink 登録名 参照先
Unix系OS
ln -s 参照先 登録名
注意点ですが、2つのコマンドは引数の順番が違うということです。
パス指定
参照先を相対パスで指定する場合は留意しておくことがあります。この場合はカレントディレクトリからではなく、これから作成するシンボリックリンクから見たパスとなります。
確実な方法としては絶対パスでの指定がありますが、階層が深いほど入力が大変になりますし、ファイルに記述してコマンドを実行する際は環境に合わせてリンクを作る必要もあると思うので、知っておくと良いでしょう。
まとめ
複数の箇所から利用したいファイルやディレクトリは、シンボリックリンクを使うことで効率よく参照できます。
まだ使ったことがない方は、効率的な開発に一歩近づくためにもぜひ利用してみてください。